
山口県周南市、アシックススポーツファシリティーズ株式会社様
▶︎津田恒実メモリアルスタジアム、キリンビバレッジ周南総合スポーツセンター(山口県)
映像で施設の新たな価値を開拓!
地域から人が集まるスポーツの中心に
カテゴリ:自治体/指定管理事業者/スポーツ施設 導入時期:2023年6月〜 導入サービス:STADIUM TUBE DoublePlayモデル×1台、Airモデル1台、配信ページ 目的:施設価値の向上/地域活性化 導入者様HP:https://www.shunan-srt.jp/stadium/ |
課題
・施設管理事業の民間移行に伴い、全国から人が集まる施設として魅力を高め、より多くの人に利用してもらえるしくみが求められていた。
活用方法
・利用者が自分の練習や試合の様子を映像で残せることを施設の新たな価値として提供している。
・映像販売等による新たな収益の安定化を目指している。
効果
・利用者には特に大会のアーカイブ映像に価値を感じてもらえている。
・ハイライト自動生成機能で作成した映像をきっかけに興味や認知を広げ、購買につなげることができている。
山口県周南市のスポーツの中心地として、県内だけでなく中国地方、さらには全国から選手たちが集まる周南緑地運動施設。
STADIUM TUBEは同施設内の津田恒実メモリアルスタジアムにDoublePlayモデルを、キリンビバレッジ周南総合スポーツセンターにAirモデルを導入いただいています。
今回2023年度より施設管理事業の民間移行に伴い、同施設の運営を開始されたアシックススポーツファシリティーズの宮下様に導入半年後の現在の活用方法や、肌で感じたポテンシャルについてお話を伺いました。

中国地方のスポーツの中心地
周南緑地運動施設は山口県でも有数の大規模運動施設です。
年間利用者は30万人ほどにのぼり、全国規模の大会が開催される時には中国地方中、さらには日本中から選手や応援サポーターが集まります。
「キリンビバレッジ周南総合スポーツセンターはバスケットボールコートを3面とることができる体育館です。山口県ではハンドボールが盛んで、部活等のアマチュアチームだけでなく企業のプロチームの練習拠点としてご活用いただいています。
また津田恒実メモリアルスタジアムは周南市内で唯一硬式野球が行える野球場です。特に土日の大会になると県中の方に足を運んでいただいています。」

運営の民間移行を契機に、より人が集まる施設へ
施設の老朽化や部活動の地域移行等の背景から、2023年の4月より同施設の指定管理者が周南市体育協会様から周南緑地スポレパーク株式会社様に変わり、代表運営企業としてアシックススポーツファシリティーズ様が管理運営を行われるようになりました。
「当時周南市様には、もともと弊社で実施していた子どもの遊び場づくりのような、人々が集まり地域のつながりを深められるコミュニティとしての施設の姿をご提案しました。
STADIUM TUBEもその中で、いつでもどこでも人々がスポーツを応援できる新たな場をつくることができると興味を持っていただきました。」

導入から半年、利用者が求めるサービスを探求中
導入してから約半年が経過する中で、AIカメラの運用方法や映像販売等のマネタイズの方法について、同施設と利用者のニーズにフィットする形を日々探求されています。
現在はキリンビバレッジ周南総合スポーツセンターでは施設内でのAirモデルのレンタル提供と大会配信後の映像販売、津田恒実メモリアルスタジアムでは常設されているDouble Playモデルで撮影された映像データの販売によるマネタイズに取り組まれています。
「現場で運用する中で、当施設の利用者の方はLIVE配信だけでなくアーカイブで映像を見たい、購入したいというニーズが強いことが見えてきました。
また大会にもよりますが、購入者の年齢層は比較的高く、県外から大会参加された方の方が多いなどの傾向も分かってきました。
映像販売の訴求についても最初はシンプルな宣伝を行っていましたが、AIカメラから自動生成された5分程度のハイライト映像をYouTubeに掲載して実際に見てもらう方法を始めたところ、映像に興味を持ってもらい、実際にフルバージョンの映像を購入してもらえる件数が徐々に増えてきました。
この施設の利用者ならではのニーズが少しずつ把握できてきている実感があります。」

施設価値を高めるため、二人三脚で課題解決
STADIUM TUBEの機能を駆使しながら、同施設ならではの利用ニーズを探り応えていこうとされる宮下様。導入から半年を経て見えてきた課題もあるそうです。現在NTTSportictの担当者と話し合いながら改善策を検討しています。
「今後はAirのレンタル利用ももっと増やしていきたいと思っています。チームがどうしたら使ってみたいと思ってもらえるか、NTTSportictの担当の方とディスカッションをしています。
また映像販売については社内の決済方法の都合で購入導線に課題を感じており、高齢の方でも買いやすいような良い手段がないか提案をいただき一緒に考えているところです。」

周南スポーツのハブとなりながら、施設の外にも取り組みを広げたい
最後に宮下様に今後の目標を伺いました。
「まずは利用者が満足でき、着実に収益をあげていける状態をNTTSportictさんと一緒に作っていけたらと思います。その後の展望としては「手軽に本格的なスポーツ映像を撮影できる環境」という特徴を武器に、施設を飛び出して地域の事業者さんなどと一緒に取り組みを広げ、周南のスポーツを一層盛り上げていけたらと考えています。」